“Leave No Trace”、直訳すると「形跡を残すな」。自然へ与えるインパクトを最小限に抑えながら、自然を楽しむためのルールです。
- 花や木を傷つけない
- 花やきれいな石などを持ち帰らない
- 野生動物に餌を与えない
- 野生動物を傷つけない(必要以上に近づかない)
- 持っていったものは持ち帰る(ゴミを捨てない)
という事だと思っていましたが、調べてみると、”Leave No Trace Seven Principles”という行動規範があるそうです。
1. Plan Ahead and Prepare (事前の計画と準備)
- 事前に行く場所のルールを調べる
- 大人数で行動しない
- etc…
2. Travel and Camp on Durable Surfaces(影響の少ない場所での活動)
- キャンプは湖や小川から少なくても200 ft (61 m) 離れた場所で
- 人が多いときは1列で歩く
- etc…
3. Dispose of Waste Properly (ゴミの適切な処理)
- 持ち込んだものは全て持ち帰る
- 水源、キャンプ場、トレイルから少なくても200 ft (61 m) 離れた場所に5-6 in (13-15 cm) の穴を掘ってトイレとして使い、使用後は埋める
- トイレットペーパー等は持ち帰る
- 洗顔や食器洗いは水源から少なくても200 ft (61 m) 離れた場所で行い、洗浄水は漉して撒棄てる
- etc…
4. Leave What You Find(自然を変えない)
- 歴史的、文化的遺物には手を触れない
- 岩、植物など、自然の物は見つけたときの状態のままにする
- etc…
5. Minimize Campfire Impacts (最小限のたき火の影響)
- キャンプファイアの代わりにポータブルストーブ、キャンドルなどを使用
- 完全に消火する
- etc…
6. Respect Wildlife(野生動物の尊重)
- 野生動物に近づいたり、後を追ったりしない
- 野生動物に食べ物を与えない
- etc…
7. Be Considerate of Other Visitors(他のビジターへの配慮)
- 他のビジターへの配慮を忘れずに
- トレイルでは道を譲る
- 荷馬に会ったら崖側に避けて道を譲る
- 大声を出したり、騒いだりしない
- etc…
詳しくはLeave No Trace (https://lnt.org/learn/7-principles)をご覧ください。
アメリカでのハイキングで感じたのは、多くの人がLeave No Traceを実行しているということ。レベルの差はありますが、トレイルにゴミが落ちていることはあまりなく、狭いトレイルでの譲り合いも上手くいっている場合が多いです。
たまに酷い人がいるのはどこの国でも同じですけどね〜。先日、ロッキーマウンテン国立公園のTrail Ridge Roadで、車の窓からゴミを投げ捨てた人がいました。ありえない行為で、一瞬何が起こったか分からなかったです。
Quandary Peakトレイルでは、ゆで卵の殻が落ちていました。森林限界を超えると、生ゴミは自然に還らないので、絶対に捨てていけないのに・・・
ハイキングに行くときは「とって良いのは写真だけ。残して良いのは足跡だけ。」を実行しましょう!
ちなみに英語では、”Leave nothing but footprints, take nothing but pictures, kill nothing but time.”。
初めまして。私もHiroさんの記事に共感するので、自分のブログにリンクさせていただきました。もしご迷惑等あればコメントのお返事で教えていただけるとありがたいです。
素敵な記事をありがとうございます。
初めまして。aqua*ciel*blueさんのブログを拝見しました。「ローインパクト」の記事にリンクして頂き、ありがとうございます。これからの「自然を傷つけない山登り」を実践していきたいですね!
私の住んでいるボルダーは「ロハス発祥地」と言われており、エコロジーへの関心が高い町です。多くの人が自然へ与える影響を最小限にしながら、いろいろなアウトドア・アクティビティを楽しんでいます。
何度もコメント、すみません。もしかしたら、以前テレビで「ここはロハス発祥の地」みたいなレポートを見たことがある気がします。人々がスローライフを楽しんでいて、クールで、衣食住にエコと持続可能性の高い意識を持っていて、とても素敵だと思った記憶があります。
これからも素敵な街の様子を教えてください♪
(コメントのお返事には及びません)